本日の一曲本日の「PARADOX/雨宮天」
雨宮天 『PARADOX』Music Video(short ver.)
一応、雨宮天さんかわいいな……と思った人のために。電子版お安くなっております。
いや~良い。
曲調が好み*1なのもさることながら、メロディはドキャッチー。
そして何より、歌詞がすごい。
歌詞における有名な話として、「ワナビーのパラドックス」という話がある。*2
これは2018年に早稲田大学8年生であった私によって提唱されたパラドックスであるが、いかなるものかというと、
「歌詞を頭が良いように見せようとするほど、頭が悪く感じられる」という二律背反である。
別名「知ったかぶりのパラドックス」とも呼ばれる。意味がわからないがとりあえず頭の良さそうな単語を、適当なタイミングで使うととても頭が悪いように感じられるのである。
[pop'n music] 理系ポップ(SCIENCE POP) / 恋はどう?モロ◎波動OK☆方程式!! EX 46
ポップンに収録された理系ポップなどはこれを活かしたものの中でも間違いなく佳作に入るものだろう。とはいえ歌詞がありえないほど聴き取りづらいので、知りたい人は各自調べてみるべし。
で、表題の曲。
2020年1月より放送のTVアニメ『理系が恋に落ちたので証明してみた。』オープニングテーマ。雨宮天は同作で声優としてもヒロイン「氷室菖蒲」を演じる。
概要欄より
とあるが、その名に恥じず、とりあえず理系っぽい単語をメチャクチャにぶち込んでみましたと言わんばかりの歌詞である。
初っ端から解く、定義、条件、証明、0と1、アルゴリズムなど「理系っぽい~!」となる単語が滝のように襲ってくる。
極めつけにはこの手の歌詞で「待ってました!」となる平方根と道のりの掛け言葉となった「ルート」。
それを完璧に補助する白衣と眼鏡というザ・ステレオタイプ理系の格好をした雨宮天さん。
ガリレオかよ!
このように一貫して背伸びをした結果かえって頭の悪そうな雰囲気に仕上がっているのに、歌詞として意味をきちんと通しているのが流石職人の技と言ったところだろうか。
こういうのも、実はすごく好きなんだよねという話。
とはいえshow meと証明を掛けたのはちょっと上手いと思いました。くやし~。