子供を教える先生も、また子供のような人間である。
先ほどの記事から半日弱。
機内でついに果たした出来事についてお伝えしたい。
そう!
和風料亭「賛否両論」さんの御膳を食べることに成功したのである。
それが何か、と思う方もいるだろう。
空弁とは得てして普通に食べるよりも値の張るものが多いし、それが当然とも思う。
しかし!
この「賛否両論 冬の二段重」は、圧巻のお値段1620円である。
弁当にそんな?と思うような値段だ。
しかし、予約を取ったり、実際に料亭に行くよりははるかに安い値段のはず。多分。
それに、何せよく聞く名前である。味わってみたいと思うのも致し方あるまい。
というわけで、いただいてみました。ビールと一緒に。
お分かりいただけるであろうか。
ご飯はいずれもシャケの炊き込み、ゆかりご飯、など単体でも楽しめるようになっていること。
この2点から、酒飲みにも楽しんでもらおうという魂胆がわかるのである。
ここまでされたらアルコールと共にいただかないわけにはいくまい。
いぶりがっこクリームチーズは当然ながらビールと最高に合うし、カブを煮たものと卵焼きにはいずれもカニ餡掛けがかかっており、単体で楽しめる料理である。
さらに、牛肉と高菜の煮込みのようなものが、大変お酒を進ませてくれる。
コロッケかな?と思ったものは里芋のフライだ。弁当にありがちな、ソースをかけるという煩わしさから解放された、既に味付けされた状態で、ビールを促進する。
極め付けは酸味の効いたマヨネーズのかかった油淋鶏ライクな唐揚げだ。こいつは酒と組ませるしかない。ご飯にはもったいない。
そうやって揺れる機内で如何に瓶ビールを飲むか、と考えるのは大変に楽しかった。
しかし大阪はもっと楽しかった。
また次回!