本日の一曲「クライベイビー/サイダーガール」
サイダーガールが、良い。
サイダーガールというバンド名、SODA POP FAN CLUBというアルバム名、80年代サブカルマンガっぽいジャケットという明らかにナンバガ大好きじゃんこの人達、という面構えからは全く想像出来ないほどに爽やかかつストレートなロックをやる人々であった。*1
なんならラスサビの中域だけになるところまでストレートすぎる。王道すぎる。しかしそれがいい。
楽曲における好きの比重がメロディと(歌モノなら)歌詞に大きく偏っているタイプの人間であったことを再確認させられる、そんな曲である。
ネバーエンドユーって聞こえるところなんて言ってるんだろ……と思って調べたらマジでネバーエンドユーだった。意味がわかりゃ文法とかどうでもいいだろという開き直りが最高である。
ちなみに、「ねえクライベイビー」ってなんだ?ねえ泣けよって恋人に言ってんのか?と思ったらcrybabyで「泣き虫」の意らしい。ひとつ賢くなった。ねえ泣き虫さん。なるほどちょうど良くまっすぐな歌詞だ。
だってサビで「さあフルボリュームで飛ばしてゆけ その羽根でゆけるさティンカーベル」ですよ?どう考えてもこいつがピーターパンです。空飛んでます。
そのぐらいのストレートさを出しつつ、歌い出しは「ねえクライベイビーこんなもんだろと 笑い飛ばして」なんですよ?退屈な現実をこんなもんだろと笑い飛ばすところから始まるんですよ?好きになるに決まってる~。
調べたらどうも、ボカロP3人組のバンドらしい。なんか最近そういう出自で刺さるの多くて、同世代なのかな……という気がする。勝手に。
こういうバンドのライブって本当に楽しいんだよな―。行ってみたい。誰か連れてってください。
*1:しかしブラスは鳴る。そういうところも好き