良さ日記

スパークリング麦ジュースをこよなく愛し、ホップとポップを嗜む男の「良い物」紹介日記。

UZI、チョコチュロ、泡沫の恋。

どんな音楽が好きなのか、という話になるたび、「渋谷系」という言葉の定義に苦労するんですが、まあ結局このタイプの音楽はそれでいいんだという気がしてきました。

「自分で渋谷系とは言ってないほうが良い、自分ではロックとかポップスとかパンクとか言っててほしい」とか妄言垂れてる時点で探させる気とかないですしね。

なので、Cymbalsとかクラムボンとかピチカート・ファイヴとか、あるいはやくしまるえつことかカラスは真っ白とかPOLLYANNAとか、まあざっくりとこっちの方の沼に浸かっていただければあっ同士だね!って感じでいいと思うんです。

けど、この良いという気持ちを頑張って言語化していきたい。そのためにこのブログがあるのですから。

なので、今日は渋谷系を歌詞という観点から分析していこうと思います。

渋谷系は、すごーーーーーくざっくり言ってしまえば「絶対に本気出したそぶりを見せない」というのが源流にあると思います。

恋愛の歌だったら絶対に恋とは言わない。渋谷系の原点の一つ、ピチカート・ファイヴの曲に「これは恋ではない」という曲がありますが、あれなんてその真骨頂だと思います。

 

もう別れてしまうことが決まっているから、これは恋ではなくてただの痛み、と歌うわけです。エモ……

いつどこの学生にもテストがあれば「あー今日全然勉強してこなかったわ。ヤバイわ」という奴がいますよね。あれにはマジで勉強してきてない本物のバカと、実はメッチャ勉強してきている地獄のミサワみたいな奴の2パターンがあると思いますが、概ね後者が渋谷系だと思っていただければいいです。

渋谷系地獄のミサワ、という認識で概ね大丈夫だと思います。

 

ピチカート・ファイヴの「ベイビィ・ポータブル・ロック」という曲のセルフカバーバージョン(ここをカヴァーというとかっこよくなるのですが、そうするとversionなのだからヴァージョンにしなければいけないのでは?と思うとくどくなりますよね)です。

「この恋が本当の恋ならいいと思わない?」という一節がグッと来ますね。

あるアニメのOPを知っていれば、ヒャダインさんだと一発でわかるリアレンジも絶妙で素敵。

 

いうまでもないかもしれない名曲、恋とマシンガン。

とにかく「生きているためのすべてがだるい」みたいな雰囲気がする中で、「恋をしてた」という一節があるのが印象的です。あれ?

「ドアの向こう 気づかないで 恋をしてた」なんですよね。なんとなく現実が見えていなかったというか、ふわふわと恋に恋をしていた感じがかもし出されているわけです。これは高等テクニックですね……

まあそんな感じで、僕の好きなものが伝われば幸いです。

まだ書き足りないのでまたやります。需要がなくても。